「前回の記事を読んで悩みも希望も無いとなると非常に
虚しく感じ、虚無主義に陥りそうになる」というメールを
頂きました、ありがとうございます。
基本的に悩みとか希望とかは付きまとう物ですし、
別に無理矢理無くそうとか感じるのを止めようとかする
必要も無いです。
あまり良い例えじゃないですが、例えば子供が産まれた時
は多くの人が希望を持ってハッピーだと思いますが、
将来その子がトンデモない悪人になったとしたら、
ではその子が産まれた時に持った希望はウソだったのかと
言うとそんな事は無いでしょう。
逆も然りで、産まれた時にすさまじいバカでダメだコイツ
と悩んでいた子供が突然覚醒して人類に多大な貢献をする
天才になったとしても、最初にダメだコイツと思っていた
悩みはウソだったのかと言うと、やはりそれも無いと
思います。
結局の所、自我の
狭い範囲でしか良いとか悪いとかは
判断出来ないようになっているのであります。
これはそういう仕様みたいなものなので、この狭い範囲
だけで苦楽を処理しようとするとオーバーヒートするので
行き着く先は虚無主義的なものになります。
なので最初から処理出来ないものは放置すると良いで
すし、自分の選択については自由意志がどうのこうの
以前に間違いというものはありません。
基本的に常に自我は狭い範囲でベストだと感じる事を
選択します。例えば分かれ道があったとして右は普通の
舗装された道、左は荒れ果てていてしかもちょっと先に
明らかに危なそうなオッサンがウロウロしていると
なったら確実に右に行くと思われます。
しかし仮に左に行くとオッサンに攻撃されて怪我する
ものの、一ヶ月後には宝くじが当たって莫大な臨時収入が
入るフラグが立つと知っていれば左に行く事が正しく、
右に行くのは間違っているのかもしれません。
しかしそこまでは自我の範囲ではわからないので、
結局その時に感じた選択がベストなのであります。
つまり
人生に間違いなんて無いんですよ、
なので虚しさを感じるぐらいなら常に正しい中で
どう楽しむのか?を考えた方が良いでしょう。
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