前も書きましたが最近MMT本を読んだので
改めてお金というものについて考えたのですが、
お金とスピリチュアは結構似たような要素も
あって、要は概念に過ぎないものを
実在していると信じ込んでいるという事です。
基本的に資産というのは誰かの借金であります。
そこから貨幣という概念が生まれ、
国家の保証を受けた紙切れを貴重なもので
あると認識し、あたかもお金という物体が
存在すると信じ込むわけであります。
スピリチュアル的な話に持っていくと、
例えば肉体というものは別に自己であると
認識する必要は無いわけです。
しかし五感といわれるものを認識する事で
肉体が自己である、まさに千円札を持っていけば
何か買えるからという理由で、お金という
物質が存在すると錯覚するのと同じように、
肉体という物質は自己であると信じ込むわけで
あります。
しかしお金と同じように肉体・自我というものが
概念であるならば、そんなものを
後生大事にする必要もありません。
なのでインドの山奥とかにいる聖者と
言われるオッサンが布切れ一枚だけ羽織って
一日中瞑想して過ごしているというのも
当然といえば当然な気もします。
もはや肉体を超えて完全に満たされて
いるわけですから。
まあ、あそこまでの境地に至らなくても
お金と自己という最も錯覚しやすい概念を
見抜けば、また違った世界が開けてくるのは
間違いありません。