この前超久々に
「伝説巨神イデオン 発動篇」を
観たんですが、これはスピリチュアル的な思想を
ロボットアニメで表現した見事な作品であると思います。
しかも玩具メーカーからの口出しが色々あったであろう
当時のロボットアニメ業界において、ロボットアニメと
しての魅力と神秘思想の表現を両立させたのは天才的で
あります。
影響を受けた作品として有名な
「新世紀エヴァンゲリ
オン」が挙げられますが、エヴァンゲリオンの方は
途中から製作者がトチ狂ったのか、あるいは何らかの
天啓を得たのか、とにかく路線変更の果てに神秘思想に
突っ走って今だに帰って来なくなった感があるのですが、
イデオンはある程度最初から製作者が狙って作っていた
と思います。
また、個人的には思想の表現もイデオンの方が優れて
いると感じます、まあこの辺は好みの問題ですが。
あと私は何となく戸愚呂100%のように見えなくも
無い小説版のイデオンのデザインの方が好きです。
エヴァンゲリオンはラストで主人公が人類を一つにする
人類補完計画を拒否して再び分裂した自我の世界を
望むわけですが、まあ私もキレイなお姉さんと一つに
なるならともかく、その辺の汚えハゲオヤジと一つに
なれと言われたらやはり拒否します。
自我からすると自分が(自我が)消滅すると感じるものには
猛烈な拒否反応を示すものであり、更にそこに自己の願望
みたいのが絡むと何か願望自体も消失してしまう感が
あり、そこが難しい(?)所なのかもしれません。
しかしそれは誤解であって、一つになる、という事は
もはや世界で起きる事に対し全て自他の区別が無くなると
いう事であり、
要は宗教的に言えば神様であり、ゲームの
世界ならばプログラマーであります。ですからこの状態だとあくまで自我の視点では神懸かり的
な直感や、神懸かり的な運に恵まれるという事であります
言い方を変えると願望では無く、あくまで
事象の一部と
して捉えるという事でもあります。
全て神様にお任せしろとか宇宙にお願いとかのメソッドも
ありますが、要はスタートが違うだけで目指す位置(?)
みたいのは同じという事ですね。
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