昨日、YouTubeでたまたま映画
「火の鳥 鳳凰編」を
小学生の時以来、
実に36年振りぐらいに観たんですけど
実は私、漫画の神様手塚治虫の作品大して読んでないん
ですよ。
理由は単純で個人的に
絵が嫌いってのがあって
子供の頃から何故か手塚先生の絵のタッチが好きに
なれなかったんですねー(でもアニメ版の
三つ目がとおるは好き。我と共に来たり、我と共に滅ぶべし!いでよ、
赤いコンドルー!て奴)漫画家としては世界一通り越して
人類史上最高と言っても良い方ですけど。
これ多分最初に観たのはテレビの金曜ロードショーか何か
でやってた時だと思うんですけど、何で手塚作品を嫌って
いた当時の私がわざわざテレビで観たのか理由をすっかり
忘れてしまいました。
で、久々に観た感想なんですけどこれ人間のエゴを超越
した存在である火の鳥がエゴに振り回される人間を
見守るっつーか
ある意味煽るっつーか、
最後彫り物師の兄ちゃんが死ぬ時に
(TдT)「私は人間に生まれ変わりたい!」(鳥)「無理。おまえ来世は魚やで、決まっとるからな」
みたいに言うんですけどこれを残酷と取るか、まあそんな
もんやろと取るかは観た人の死生観に依るでしょうね。
これはどっちでも良いんですよね、なぜなら人間に
なろうが魚になろうがそれは意識がそのような形(?)を
とっているに過ぎないですから。
ある意味火の鳥も意識の一部であって、見ようによっては
意識が意識に対して俺たち皆同じやで全部自作自演やと
言っているようにも見えましたね。
これ原作ファンの人に言わせると肝心な所を端折り過ぎで
評判悪いみたいですけど、私はやっぱり手塚治虫スゲー
な!と思いました。
エンディングに流れる歌もこれ名曲ですね、多分何となく
聞いたことがあるという人も多いんじゃないでしょうか。
余談ですけど当時ファミコンのゲームで
「火の鳥 鳳凰編
我王の冒険」てのがあって私はゲームで火の鳥って
初めて知ったんですよね。なので映画観た時に
( ゚Д゚)「何これファミコンとまるでちげーじゃん!
我王が全然冒険してねぇ!」とか思った記憶があります。
まあ当時漫画のゲーム化って完全に原作無視のが
多かったですからねえ、大体「火の鳥を題材にゲームを
作れ」という企画を通す方も通す方だと思いますが(笑)
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