今日ちょっと時間があったので公開中の映画
「シン・仮面ライダー」を観たんですけど、これは
シン・ウルトラマン以上に初代ライダーに思い入れが
無いとキツいんじゃないですかね。
なんつーか、尺の都合もあるんでしょうけど
「仮面ライダー」のテーマというかドラマを描けなかった
というか、取りあえず現代の俳優使って昭和の特撮を
再現してみました感だけという印象を受けました。
ゴジラとかウルトラマンて地球人から見たら人知を
超えた神様みたいなポジションですから、ゴジラが
暴れたりウルトラマンが怪獣と戦ってたりだけで
良いっちゃ良いと思うんですけど、仮面ライダーは
改造人間という異形の者の哀しみや自らの生みの親でも
あるショッカーに孤独な戦いを挑むという反体制的思想等
の人間ドラマこそが、巨匠・石ノ森章太郎が初代
仮面ライダーで描いたものだと思うので、
その辺をもうちょい上手くやってほしかったという
感じですね。
で、ここまで書いてて急に思い出したんですけど
10年以上前にウェブ連載されて現在は見れなくなって
しまった
「ハイブリッドインセクター」っつー幻の
ライダー漫画は個人的に好きだったんですよ。
でもこれ知ってる人いますかね?多分当ブログの
読者層だと殆ど知らないと思うんですけど。
あらすじは1号やV3やアマゾンとかいった昭和ライダー達
がショッカーを倒すも、人類はショッカーすら倒した
ライダー達に次第に畏怖を感じ迫害するようになり、
それに対しライダー達も人類への抵抗を開始するという
ハードSFな内容でありました。
ただこれ描いてたのはプロの漫画家先生でしたが、
公式に許可を取っていない二次創作だったんで
やっぱり色々不味かったらしく唐突に打ち切られて
しまいました。
というわけでこれで一通りシン・何とかシリーズは
終わりなんでしょうか。個人的には直撃世代なんで
シン・宇宙刑事ギャバンとかやって欲しいなぁ。
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