前回は「何故か最近”助けてください”メールがよく来る」という内容でしたが、
助けてメールの次に多いのが
「何もする事が無くなった」というものです。
これは最初の段階(?)ではよくある事で、何もする事が無い状態で
何か支障があるならともかく、支障が無いならそれで良いと思うのですが、
結局「私はこのまま何もせず不安だ」みたいになって元に戻るのが
多いようです。
ここにポイント的なものがあるのですが「元に戻る」っつー事は
結局、
元の状態が居心地良いから戻るわけで、望み通りになってると言えば
なってるのであります。
多分「元に戻っちゃうわ」っていう人は
「戻りポイント」的なものがあると思うんですよね、
異性関係で何か悩みがある人は恋愛ドラマ見ただけで「私はまだ結婚も
してないし、それ以前にロクな男もいないし・・・」とか思ったり、金銭関係で
何かある人は
「男おいどん」を読んだだけで(若い人は知らないだろうなあ)
「もう俺も四畳半で暮らすしかないんだ」とか「戻る」ポイントがあると思われます。
「男おいどん」は意地悪な見方をすると、
何をやってもイマイチだけどプライドだけ一丁前の青年が、ある日ひっそりと下宿先を出ていくまでの物語とも言えますが、
この下りを読んで
何か心がざわついた人は既に「戻りポイント」に遭遇し、
半分以上戻っています。何でこうもあっさり戻るのかと言うと、それだけ「以前の”私”が
心地良いから」なんですね。
ここで「戻らないぞ!」とか頑張らないで「このような思考が存在する」事を認めれば
それで良いのです。「戻らない」と頑張るという事は既に
その思考がノンフィクションで
あると認め、採用しているのと同じです。
まあ無能なくせにプライドだけ一丁前って、スピ系が好きな人に
意外と多いかも
しれませんが、こういうのはプライドを守るためじゃなくて、ある意味破壊して
しまうものでもあるので、「自分は特別なんだ」とかの方向に行くのは
やはりどこかおかしいのではと思います。
ちなみに私はプライドは高くないですが、無能なのは間違いないです。
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