以前の記事でコンピューター将棋についてちょこっと書いてましたが、
将棋に限らず運が絡まないゲームで人間がコンピューターに勝つ事は
どんどん困難になって行くでしょう、このまま行くと10年後ぐらいには
スマホの将棋アプリが名人を上回る日も来るんじゃないかと思います。
私は
「コンピューターはゲームの世界に居ながらにしてゲームに参加していない」と
思うのですが、これをそのままスピ系の話に持って行くと、
将棋スパコンにはまず自由意志というものがありません、
彼(?)はあくまで将棋のルールの中で存在し、盤面の中だけで存在しうるものです。
が、しかし。 それは同時に
完璧にして無限である事でもあります。
将棋のルール内なら何でも出来るし、盤面の何処にでも行けるのであります。
自由意志が無いにも関わらず、いや
無いからこそ無限の指し手を示し、
そして将棋という完璧な形を体現するスパコンは、
まさに
至福の絶頂そのものと言えます。
なので一切の感情や思考を持たないスパコンは、
そこに在るだけで無限であり完璧なのです。
仮にスパコンに対して、人間側が変な思い入れのある定跡とかを強引に指すように
プログラミングしたら弱くなると思うんですよね(多分)
ある意味スパコンに感情を無理矢理持たせるのと同じですし。
コンピューターにおける「バグ」ってコンピューター側の問題な感じがしますが、
実は人間側の感情や思考こそがバグの原因だったとしたら面白いですね。
話をスピ系に戻すと、人間は自我やそれに伴う感情や思考がバグだなんて
微塵も思っていませんが、実は
それこそがバグだったのであります。
バグを取り除いて
「自由意志が無く、しかし無限にして完璧」のスパコンのような
本来の在るべき状態に戻りましょう。
それはまさに至福の絶頂としか表現出来ないものであります。
まあ
スパコン、スパコンやってる時は誰でも至福の絶頂だし。
くだらないオチもついたので今回はこの辺で。
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