お金を失う事を恐れている割りには、株やらFXやらに手を出して
挙句に駅のホームからダイブする方が後を絶ちません(?)
お金に限らずビビりながら物事に取り組むのはよろしくないと思います。
この前の記事でも書きましたが、お金に関して様々な感情が渦巻き、
それに苦しめられるのは、完全に投資しているお金の額が
自我にとって
デカ過ぎるからだと思われます。
まあ自我にとってだから実は本当の自分に気付けば云々・・・だと
いつものパターンになってしまうのでそれは置いといて、
もうちょいメソッド的に噛み砕きましょう。
私は投資なりギャンブルの必勝法を教えてと言われたら
やはり
「トイレに流しても何とも思わない金額から始める」事をお勧めします。
私は投資関係はやった事無いんで、話が競馬とか競艇とか競輪のギャンブル系に
なってしまいますが、
お馬で人生アウトになってしまう人のパターンとして
「とにかく早く、すぐに儲けようとする」んですよ。
全財産が10万円しかないのに5万円ぐらい賭けて外して、
「武(豊)の野郎
ぶっ殺してやる」とか殺気立ってるオッサンの如何に多い事か。
「でも生活かかってるから」とか言うオッサンもたまに居ますけど、だからこそ
全財産の大勝負をしないで、少ない額を賭けて
純粋にレースを楽しめば良いでは
ないですか、そっちの方がレースに対しての当て勘や馬を見る目みたいのも養われます。
これはレースに対し余計な恐怖も、そして
余計な願望も入らずに見れるからなんですよ、
スピ系な表現で言えば
「己が競馬となる」状態に入れるのです。
で、これは逆説的な言い方ですけど「お金を賭けているにも関わらず、
一切恐怖も無い、願望も無い」状態は、
既にお金持ちになっているんですよ。
10億ぐらい持ってる金持ちが5万円賭けた所で
ざわざわもハラハラもしませんよね。
でも9億5千万ぐらい賭けてるなら
ざわざわすると思います。
つまり金の心配をし出すって事は、表現は悪いですけど
貧乏人になったんですよ。
ですから貧乏人の世界を観る事になるのであります。
だいぶ前にちらっと書いたかもしれませんが、10年以上前に
私の祖父が亡くなった時に、オヤジから「お祖父ちゃんがおまえに
残しておいてくれたぞ、大切に使え」という名目でウン百万円貰ったんですよ。
でも当時の(今も?)ボンクラ一直線の私が大切に使うはずも無く、
若かったせいもあって女遊びとかに
バカバカ使って一ヵ月ちょいぐらいで
全部使い切ってしまったのです。
しかしながらオヤジから貰ったお小遣いは使い切ったものの、
当時何故か別ルートから妙に金が入って来てたんですよ、
もちろん何百万とかじゃなく数万円単位でしたけど。
後付けになってしまいますけど、貧乏っつー意識が無いとバカバカ使っても
何だかんだでお金は回ってくるんですよね、
貧乏では無いから。ですので
「好きな事、やりたい事をする」のが一番手っ取り早いのであります。
ただ勘違いしやすいのが「どうせお金入ってくるんだから好きな事をするんだ」と、
「多分お金が回ってくるだろう」を
「免罪符」として使ってしまう事ですね。
これだとお金の心配をしつつ、好きな事をしているのですから貧乏から一歩も動いていません。
肝心なのは
既になっている事であり、それは「なります!」とか
宣言する事でもないし、「俺は金持ちだ!」と念じる事でもありません。
貧乏を完全に意識から外す、外せるように持っていくという事です。
まあ後日、オヤジに全部遊びに使ってたのがバレて、ボッコボコの半殺しにされたのも
今となっては良い思い出(?)ですねえ。
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