私の中学の悪友で、バイク好きが高じてバイクや何やらの部品を作る
会社を興した奴が居るんですが、こいつの会社の待遇聞くと
どう考えても今でいう
ブラック企業なんですよ。
なので性格の悪い私は、そいつの事を密かに
仮面ライダーBLACKと
呼んでネタにしているのですが、BLACKはいつも「俺は人を信用しない」と
ほざいています。
「商売の世界は悪い奴が多いし、自分とこの従業員だって信用ならないから」
というのが奴の言い分ですが、奴の言い分が正しいとか正しくないとかは
置いといて、スピリチュアルっぽい見方をすれば、
信用しないって
言ってる人間ほど、実は信用しています。人を信用しないとは、言い方を変えれば他人を信用ならない敵として
見ているわけですが、結局は
敵として信用しています。
例えば将棋で言えば敵(対戦相手)が
将棋のルールに従ってくれると
信用しているから将棋が成り立つわけで、本当に信用していなければ
そもそも将棋を指そうとすらしないでしょう。
言い方を変えれば、貴重品を厳重に保管するのは、
泥棒が盗みに来るという事を信用しているからであります。
ですから盗まれたくなければ部屋を開けっ広げにして電気もテレビも
つけっぱにしてその辺に貴重品を置いとけば良いと思います。
泥棒を信用しなければ良いのです。
スピ系っぽく言えばこれぞ手放しであります。
開けっ広げのテレビも電気もつけっぱの部屋に黙って入るのは、
結構勇気が要ります。誰か居るかもしれないと勝手に思いますし。
まあ泥棒の例は極端ですが、結局の所、自我だのネガティブだのに
惑わされません!信用しません!とか言っても、それを信用してしまって
いることが多いのであります。
ですから本当の意味で思考も肉体も信用しない事であります。
そうすれば、じゃあ自分て何処に居るんだろうとなり、
実は最初から何処にも居らず、これからも居ない事を知るでしょう。
ちなみにBLACKの会社は先月若い連中が一気に三人も辞めて
現在人手不足のすき家状態のようです。
「若いのは続かないから信用しない」とか言ってましたが、
裏を返せば自分の会社では若い連中は辞めていくという事を
信じているわけですから、BLACKは引き寄せの達人ではないでしょうか。
結局、誰もが己の信じている事を見ているのです。
PR