マクドナルドが11年ぶりに赤字を出したそうで、その額なんと
170億円という
膨大なものですが、確かに大宮駅周辺にあるマックも、やや客足が減って来ている感じは
受けますねえ。
マックと言えば12、3年ほど前に一気に値下げしてデフレ時代の代表のように
なってしまいましたが、あれで
マック=エサ モス=食べものというイメージが
浸透してしまったのかなあという印象です。
まあ商品単価を下げれば、当たり前ですが利益率は悪くなるので
結局しわ寄せは従業員の賃金低下、それに伴う従業員のモチベーションの低下および
接客などのサービスの質の低下へと繋がり、
そして誰もいなくなったと
なってしまうのは明らかだったとは思います。
期限切れの鶏肉問題もありましたが、結局それも安かろう悪かろうが通ってしまう事が
問題で、面白い事に商品を安かろう悪かろうで売ると、言葉は悪いですが
従業員も安っぽくて質の悪いのばっかり集まるようになるもんです。
まあ人件費削減の名目で時給の安いアルバイトの兄ちゃん姉ちゃんを
メインにしていかざるを得なくなるので、当然と言えば当然ですけど。
経営陣も徐々に商品単価を上げる努力はして来ているようではありましたが、
一度安いイメージが付いちゃうとなかなか挽回するのって難しいんですよね。
値段的には今やマックもモスも差額が数十円ぐらいなんですが。
すき家みたく
最初から犬のエサみたいなイメージならともかく、昔はマックと言えば
それなりのブランドだったんですけどね。
若い人は知らないでしょうが、私が幼稚園ぐらいだった30年ちょい前だと
「マクドナルドでお誕生パーティー!」みたいな宣伝を
ドナルド・マクドナルドなる
謎の怪人がやってて、マックと言えば
やや高級かつハイカラなイメージがあったのですよ。
やはりブランドの安売りはしてはならないのですねえ、その点モスバーガーなんて
マックよりちょっとだけ値は張りますが味では圧勝してますし
低迷した時期を乗り越えて確固たるブランドイメージを確立するのに成功しましたよね。
まあ私は個人的に月見バーガーは好きなんで、昨日もマックで食ってたんですけど。
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