私が小学校低学年の頃に今は亡き祖母から教えてもらった脳トレ(?)的なものが
あるんですよ。
それは
「頭の中に浮かんだものをとにかく強引にでも良いから言葉で詳しく説明する」というもので、パッと浮かんだものをひたすら説明するんですよ。
例えばオッサンが浮かんだら
「頭の剥げたオッチャンで、背は低くて、歳はこれぐらいで、
服装はこれこれこうで」とボキャブラリーを駆使して説明するんですね。
「これをやるとパッと色々な事が同時に浮かぶようになって賢くなれるよ」との事で
実際祖母はとても教養のある人だったので、私も遊び感覚で祖母や
お手伝いさんとよくやってましたが、あれから30年ほど経って賢いどころか
アホなオッサンになってしまいました、ごめんよおばあちゃん。
話が逸れましたけど、この前この遊びを思い出して30年の月日を超えて
やってみたのですが、これって脳トレというより刺激(イメージ)と反応(説明)の
繰り返しで自我という錯覚が生まれる過程みたいのを垣間見れるんで、
結構良いんじゃないかと思います。
結局自分というものも、自分というイメージなり肉体なり感情なりという刺激を受けて、
それに対しての反応に過ぎず、その蓄積で自我という錯覚は強化されていくものであります。
祖母はコンピューターおばあちゃんならぬスピリチュアルおばあちゃんだったんでしょうか。
頭に浮かんだものを詳細に説明しようとすると、ボキャブラリーを引っ張り出すのに
意外と頭使うんで、連休中ヒマな方はやってみてください。
一人でボソボソ説明してるとかなりさびしいですけど。
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