何か貰える年金がショボイ事にムカついて、新幹線で焼身自殺するという
マッドマックスなジジイが現れてしまいましたが、カネが無いとおかしな事をやりだすと
いうより、結局はカネが無いとダメ人間・正社員じゃないと底辺みたいな
風潮がよろしくないのではないかと思います。
以前
「目指せ一億総中流」の記事でも触れましたが、正社員以外は底辺だアホやダメやと
言うより、派遣だろうが日雇いだろうがそれなりの給与が貰えて、別に勝ちでも負けでも
無いっつーグレーな状態に世の中を持っていくべきではないかと感じますねえ。
まあ
”努力”でのし上がったと思ってる人達は、努力もしないでプラプラしてる奴らは
低所得で当然やとか思ってるかもしれませんが、スピリチュアルっぽく言えば
努力してるしてないってのは本人がどう感じているかであって、
キツかったり辛い事を我慢してやってれば努力してのし上がったと思うでしょうし、
傍から見てメチャクチャ辛そうでも、本人が楽しくやってれば別にのし上がったも何も
思わないでしょう。
ですから努力してどうのこうのというのは結果とは全く関係がありません。
結果と関係無いのですから、努力と結果が結びつかなかったらどうするべって自体が
ありません。そもそも
最初から結びついていないものを無理矢理結びつける必要が
無いでしょう。
と言っても、自分は努力と根性でここまで来たのだ、と思っている人を否定するつもりは
全くありません。それはもうその人のキャラ設定みたいなもんで、無理矢理変えるものでは
無いです。例えば維新の会の橋下さんみたいな人は、何もせずに適当に遊んでた奴が
就職したらしたで安月給に文句言うなんてトンデモねえ、と言うでしょうし。
しかしながら努力だ何だを観て、感じているのも、結局は前回の記事に書いたような
架空のストーリーの内に過ぎないという事ですね。
まあ私みたいな若い頃遊び呆けてたくせに、結局祖父やオヤジのおかげで
気が付いたら何とかなってた馬鹿息子は、橋下さんからしたら
「既得権益をブッ壊せ!」と
言われてしまうんでしょうけど、
既得権益の権化みたいな私としては、
努力したり競争に勝ったものが総取りより、最初から努力も才能も無い人でも、
それなりにお金が貰えて消費活動をしてくれる方が結果的に全体のパイが
増えるんじゃないかと思うんですが。
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