「結局の所、スピリチュアルにハマルと何が起きても
”全て起きているだけ”で
ヘラヘラしているサイコパスみたいな人間になっちまうんじゃないの」とか、
「知らんさんはサイコパスですか」とかの
直球メールを頂くんですが、
私がサイコパスかどうかは置いといて、サイコパスのような人間になるというのは
大きな誤解であります。
”全て起きているだけ”というのはゲームで言えば特に問題無くゲームのプログラムが
進行している状態であります、例えばドラクエで「魔物が攻めてきた、うわー」とか
言ってる時に「全て起きているだけだよ」とか言ってる村人が居たらそいつはアホです。
魔物が攻めてくるっつーイベントが特に問題無く起きているから、
”全ては起きている”だけなのです。
しかし、プログラム上に
「全て起きているだけだよ」という台詞しか言わずに
ヘラヘラしている村人が設定されているなら、そいつはそのような設定通りに
動くでしょう。
つまりドラクエやファイナルファンタジーの登場人物が決まった性格を持ち、
能力も決まっているように、世界は全て起きているだけなのであります。
で、ここで昨日の記事と被りますが、そのようなゲーム内の登場人物と自己を
同一化してしまうと、ゲームキャラの欠陥に悩む事になります。
なので同一化を止め、何も残らないが、何かがある、すなわち宗教で言う
神とか
スピリチュアルで言う
意識とか、某ブログの
すき家の意志とかになるべきです。
なるべきですっつーか、実は最初からそうなのですが、同一化によって
自分がゲーム内のこれこれこういったキャラであるという概念に拘束されているので
あります。
スピリチュアルは
特定の思想ではなく、全てを包括するものです。
例えば仮にあなたが反原発派で反自民党ならそのような設定のキャラとの同一化を
止め、同時にキャラが設定どおり動いている事を確認していれば良いのです。
これがキャラとの同一化が強いと、何が何でも自民党を倒さねばならない、と
なって確固たる自分がそれ以外のその他大勢の敵キャラと戦う事になります。
そして間違いなく戦いでボロボロになるでしょう。
ゲームのプログラムが、自分がゲームのキャラだと勘違いしてしまった状態です。
実際は全てプログラムが完璧に動いているのであります。
人間は思考して感情的になって勝手に悩んで、動物は適当にメシ食って寝て死んで、
雨は空から地面に降って、雪は地面に落ちて消えるのも、全てそのようになっているから
なのです。そこに自由な意志は一つもありません。
ドラクエで魔王が自由意志を持ち「やっぱり世界を征服するのはやめました、
今日から野球選手になります」とかはあり得ません。
ここで重要なのは同一化とは
自由意志を失い、束縛が始まるという事です。
という事は
ゲーム内のあらゆるものとの同一化が終わる、という事は
真の自由であり、それこそが言葉に表現できないものであります。
また、束縛された自己が何かを得るとか何かに気付くというのは
絶対にあり得ません、何故なら何かに気付いた自己というキャラ設定に縛られるからです。
海外のRPGとかで何か悟ったような口を利くヨーダみたいなジジイとか居るじゃないですか、
あれと同じで電源切ればサヨウナラです、しかしそのような設定が入っているプログラムは
目に見えませんが存在する、それこそが本体です。
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