「私は今に在ることを追求し、そのような体験をしました。
しかしそれ以降二度とあのような体験や感覚が無くなってしまいました、
どうすれば良いのか」というメールを頂きました、ありがとうございます。
まあ現象というものは常に起こっていますし、その現象の流れみたいのに
逆らう必要もありません。
簡単に言うとスーパーマリオでマリオは常にプログラミング上で処理されているものです。
しかし
ゲームをやっている我々はマリオが跳んだり跳ねたりしている姿を
”現象”と感じています。実際の”現象”はプログラミング上の処理です、この処理がマリオを生み出しているのです。
我々はマリオを”体験”しているのであります。
ですからマリオは現象として存在しません、マリオは現象ではなく体験だからです。
もっと言うと”スーパーマリオを楽しんでいる私”という体験ですね。
つまり体験をした時には既に現象は通り過ぎているのです。
私は”私”という体験をしているのです、ですから今に在るようにしますと言った所で
それは
今に在るという体験でしかないのです。
しかし逆説的な言い方になりますが、今に在るとか私は居ないという
”体験”をしたという事は
その体験を生み出す処理、つまり
”現象”の方は常に在るわけですから、
実は
頑張って”今に在ろう”とかしなくても良いという事なんですね。
個人的には瞑想で呼吸を重視するのって、呼吸という現象をわざわざ体験レベルに
引き上げる事で、スピリチュアル的な何かに気付かせる手法の一つなのかとも思うんですけど
私は瞑想すると昼寝になるタイプなんで、ここは識者の見解を待ちたいですね。
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