以前、
この記事でボビー・フィッシャーについて少しだけ触れましたが、
かつてボビー・フィッシャーの再来と言われた天才少年、ジョッシュ・ウェイツキンが著し、
最近邦訳されたのが
「習得への情熱」という本です。
つい先日たまたま本屋で見かけて、ジョッシュはあれからどうしてるのかと思い購入しました。
何とあんなに可愛かったジョッシュが今では太極拳とブラジリアン柔術をマスターした
ガチの格闘家になってるじゃありませんか(と言ってもジョッシュの方が私より
ちょっとだけ年上なんだけど)
この本は彼がチェスを通じて得たインスピレーションを得る方法を、全く違う分野の
太極拳の習得にあたっていかに応用していったかという方法論と精神論について
わかりやすく書いてあります。
正直言ってこれは凡百なスピリチュアル本や当ブログのような同じ事ばかり書いている
糞ブログより遥かに価値の高い内容であります。一日で一気読みしてしまいました。
これだけ抽象的な感覚・心理的要素をここまで言葉にして著すことの出来るジョッシュは、
やはり天才です。スポーツやチェスの上達論を飛び越え、
まさに肉体と精神の実践スピリチュアル論とも言える領域にまでなっています。
これはもしかしたら屈指の名著かもしれない、久々に本を読んで感心して唸りました。
ちなみに少年時代の彼をモデルにした映画が
「ボビー・フィッシャーを探して」ですが、
こちらも隠れた名作的な映画なので、興味のある方にはお勧めします。
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