何か旭化成がマンションの杭打ちだの何だのをアバウトにやっちまって
色々と大変な事になってしまっているじゃないですか。
実は以前、ちょこっとだけ不動産業に関わっていた時期もある私としては、
今回の件は他人事とは思えません。
で、ちょっと調べてみると、どうも旭化成の責任者が非正規の人だったという
話もあるらしいですね。
非正規という事は恐らく給料も安いでしょうし、会社の感覚としては何かあったら
コイツの首切れば良いや的にしか考えてなかったと思うんですが、
そういった軽い扱いを受けている人に責任者という立場をやらせる方がおかしいんじゃ
ないでしょうか。多分、バイトリーダーとかスピリチュアルリーダーとか
取ってつけたような肩書きだけはくっつけてたんだろうなとは思います。
扱いが軽い人間に肩書きだけくっつけて何かを任せるってのは、企業にとって
滅茶苦茶ハイリスクローリターンだと思うんですよ。
何でわざわざ
勝ち目が薄く、なおかつ負けた時の損失がデカい事をするのか。
競馬好きの孤高のギャンブラーとして言わせてもらうと、全く理解出来ませんです。
話が少し逸れますが、日本人の環境適応能力みたいのって
ゴキブリ並みにすごいと思うんですよ。
戦前は天皇陛下バンザイで死をも恐れない戦闘民族で、アメリカ様にボッコボコに
されてからは、ボコられたアメちゃんの価値観を普通に受け入れて戦闘民族から
銭闘民族になり、不況になったらなったで扱いが軽い派遣社員やアルバイトでも
何となく受け入れて、ブーブー言いながらも何とかしちゃうっていうのは驚異的です。
良くも悪くも今の日本人は不況を受け入れすぎたと思います、
全てを受け入れなさいとか言ってる変なスピリチュアルにでも影響されたんでしょうか。
いい加減少ないパイを奪い合うのではなく、パイを拡大させていく事にシフトすべきだと
思います。
その為には勿体無い勿体無いではなく、
「お金ってじゃぶじゃぶ使っても良いんだ!」と
思わせる事が肝要だと思うのですよ。以前も書きましたがいつまであんな紙切れに
ビビりながら媚を売って過ごすのか、ビビるのは嫁さんに対してだけで十分なのです。
非常にしつこいですが、神の国日本が森喜朗古墳に2500億円程度も出せなかった事は、
すっかりデフレと少ないパイの奪い合いに適応してしまった日本人の意識を
シフトさせるという事に対して、致命的な失敗だったと思います。
今の日本は不況に適応しているくせにパイを多く得ている人間に対しての
妬みだけは蔓延しているという、非常によろしくない状況だと感じます。
スピリチュアルでは無いですが、縮小していく個人ではなく、拡大していく世界を
体現しなくてはならないと思いますね。
というわけでオッサンのぼやきでした。
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