都内某所で
「最低賃金1500円に引き上げろデモ」と遭遇し、横目で見ていたのですが
何か途中から政権批判とかになってしまった時点でちょっと胡散臭く感じてしまいましたね。
私は従業員の給料は上げるべき派ですが、それはあくまでも社会全体のパイを
広げる事で実現すべきことであって、金持ちから取り上げろとかではありません。
そもそも金持ちから取り上げていったら最終的に皆貧乏になってしまうだけだと
思うんですが。
若い人達に限らず、今は何でも
コスパコスパになってしまっているのもよろしくないですね。
コスパに拘るって事は、要はカネを一銭も払いたくないって事じゃないですか。
自分はカネをびた一文出さない、でも時給はたくさん払えってのも、
少しおかしいんじゃないかと思います。
確かに現在の上場企業の多くは、中途半端な新自由主義で従業員をコストとして
扱っていますが、企業が提供する商品やサービスをコスト扱いしてコスパコスパ連呼してる
人達が、自分たちがコスト扱いされる事には文句を言うのは、どっちもどっちみたいな
感もありますね。
結局、お金が貴重品になり過ぎてしまったのだと思うのであります。
いつものパターンですが、全ての元凶は神の国日本が森喜朗古墳に2500億円程度の
はした金すらケチった事であります。
あれで
「オリンピックですらコスパ考えてるんだから常にコスパを考えるのは正義!」みたいな風潮がさらに広がったんじゃないでしょうか。
なので私はお金の価値が減っていくマイナス金利は基本的に賛成です。
消費税増税なんかより、普通預金にもマイナス金利を適用すべきとも思います。
お金が勝手に減っていけばそれだけでお金の貴重度(?)を下げる事が出来ますし、
お金が貴重品でなくなれば、「あいつだけカネ貯めこんでてムカつくぜ!」という
わけのわからない妬みも減りますし、どうせほっといても減るのだから、
だったら投資や消費に回すのが賢いみたいな風潮になってほしいですね。
というわけで今回は特にオチも無く、ただ単にオッサンがネチネチ文句垂れてるだけの
記事になってしまいました。
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