潜在意識でどうのこうのと言う人ほど、非常に
”予測する”事を重視されているような
印象を受けます。別に予測する事は悪い事ではありません、日本に住んでいれば
震災なんて何処に住んでても持ち回りで回ってくるようなものだし、
それに備えて防災グッズを買い込むのも結構な事です。
また、身近な事を予測するのも普段からやっている事です。
自転車とか乗ってて前から人が歩いてきたら歩行者の動きを予測して避けるでしょうし、
私も、今日は何か嫁さんの機嫌が悪そうだなあとか予測したら速やかに回避行動を取ります。
潜在意識云々は将来の保険でも何でもありません。
スピリチュアルっぽく言うなら宇宙を創る意識そのものですし、個人の立場から見たら
”偶然”以外の何者でもありません。
ですから予測の対極みたいなモノなのに「潜在意識で予測」みたいなのは、
ちょっとずれているのですよ。
もう少し偶然に委ねても良いと思うのであります。
前回の記事は葬式行ったら地震に遭ったという内容でしたが、
ちょうど地震の日に葬式が被るように先輩がぽっくり逝ったのも偶然ですし、
それ以前に先輩が熊本周辺に住んでたのも偶然ですし、
私が飲み屋で酔っ払ってたら地震に遭ったのも偶然であります。
で、都合の良い偶然なら
潜在意識最高や!で 都合が悪い偶然だと
潜在意識最低や!では
何も変わっていません。そもそも産まれたのも偶然ですし、男や女に生まれたのも
偶然ですよね。つまり偶然そのものが存在とイコールであるとも言えます。
ですから全てが偶然である、と割り切ってしまえば「何でこんな悪い事が起きるのか」と
いう事に対しても、
「偶然にもそのような事が起きた」としてしまえば
誰も何も責めようがありません。
予測を重視してしまうと、どうしても予測を裏切られた時に「何かが間違っていた」と
なりがちです。しかし偶然なら、
偶然なのですから間違ってたとか正しいという概念自体から
離れることが出来ます。
また、予測が期待通りになった時も「俺って天才なのかもしれない!」という
余計な思考が入るのを防ぐことにもなります。一度自分は優秀だとか思ってしまうと、
優秀な自分が予測を外すわけがない!とかなって、どんどん偶然が許せなくなってしまいます。
偶然を許せる人が本当に優れた人だと思います。
ちょっと話が逸れますが、昔読んだ
「著名な投資家の心理を探る」みたいな内容の本で、
ある投資家が「何故多くの賢い人達が投資の世界では成功できないのか、それは
投資の世界以外では正しいとされている心理的な行為や思考が、ここ(投資の世界)では
全て間違っているからさ」とかカッコつけて言ってた記憶があるんですけど、
スピリチュアルもこれに通ずるものがあると思いますね。
「何故、知らんさんは顔も性格も悪い女性と結婚したのですか?」という質問も、
答えはもちろん、
偶然です。そう思わないとやってられません、なんつって。
PR