「頑張って瞑想等を行って思考を止める事を試みているけど
上手く行かない。思考を止めるにはどうすれば良いのか」的なメールを頂きました。
人によってはスパッと行く場合もあるようですけど、
基本的に思考って止まんないものですよ。
「止めよう」というのも思考だからですね。
「シロクマを思い浮かべないで下さい」と言われると逆にシロクマが頭に浮かんでしまう、
いわゆるシロクマ効果みたいなものですね。
なので、雨が降ってるのを無理矢理止めようとか思わないのと同じで、
思考が湧いてるのを止めようとか思わない方が良いですね。
雨音を聞いているような感じで、その場に留まった方が結果的に「止まる」でしょう。
そもそも頑張るって殆ど意味無いと思います。
語弊がある言い方ですけど、努力や頑張りってある種の宗教・信仰と同じで、
「これだけ頑張ったから何か良い事あるだろ」的な考えに陥りやすいですよね。
というか、まず間違いなく陥ると思います。
努力や頑張りが報われるには、それが「報われる為の私」が必要です。
ですから頑張って瞑想するというのは、少しずれているのではないかと
感じます。宇宙と一体の境地とかを体感するのに、「報われる私」が居ては
絶対に一体にはなれませんよね。
本当は最初から一体なのに、わざわざ一体では無い状態を創っているとも言えます。
それが「頑張る」事なのであります。
なのでスピリチュアルに関しては、頑張らないのがコツと言えばコツですね。
話が逸れますが、頑張るで思い出したんですけど
最近、何かのアンケートで
「専業主婦の仕事は0円」と回答した男性が多いとか何だとかで
話題になったそうですが、これも「これだけ労働を頑張ったから、これぐらいのお金を
貰うものだ」という考えが元になってますよね。
でも世の中には殆ど労働らしい労働をしなくても、毎月家賃収入とか、株の配当で
何百万、何千万とかの収入がある人も居るわけで、労働自体に価値って無いと思うんですよ。
ですからこれ、設問が悪いと思います。
専業主婦の仕事に値段を付けるんじゃなくて、専業主婦の労働に対して
どれぐらい感謝出来るかって意味で、いくら出せますかってした方が
良かったんじゃないでしょうか。
お金ってたくさん言葉を並べるより、はるかにダイレクトに相手に感謝を伝える事の出来る
便利な道具ですし、それ以外にお金の使い道なんて無いと思いますね。
ですから私は「お金は汚いものだ」とかの考えには個人的には賛同しかねます。
四の五の言わずに相手に感謝を伝える事が出来る道具なんて便利だと思うんですけどねえ。
まあ、男性が嫁さんに感謝する時は時給換算でいくらだとか考えないで、
「愛してるよ」の一言で良いんですよ、なんつって。
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