何か2020年までにタクシー業界が自動運転を目指す、みたいな話しになってるんですね。
で、私の知り合いが「機械に仕事を取られちまうべ!」と、去年さっさと運ちゃん辞めて
全然関係無い職種に転職してました。
私は早かれ遅かれ殆どの仕事はロボットやAIが行うようになり、
その結果として人類は
全員無職となり、ロボットやAIの提供してくれる無償のサービスを
受け取って、適当に遊んで適当に死ぬようになるんじゃないかと思っていたのですが、
「仕事を取られる」と感じる人が多い以上、なかなかスムーズには移行しない感じですね。
新自由主義の人とかは大幅な人件費削減が期待できるAIの導入には
積極的な感じがしますが、大幅な人件費の削減とはイコール従業員の購買力(給料)の
大幅な削減となります。
ですからここに資本主義のジレンマみたいなものがあって、
コスト削減すると自社の商品やサービスを買うためのお金を持つ人々が減ってしまうのですね。
さらに現状では機械に仕事を奪われる、と感じる人が多いので
労働力をそのままロボットやAIに置き換えるのは上手く行かない気がします。
私の勝手な予想ですけど、今後は労働力をロボットやAIにするのではなく、
管理職をAIにする方向に行くんじゃないかと思います。
これだと新自由主義者の好きな能力主義、成果主義とも相性良いですし。
人間が能力や成果を評価する側になると、感情が入る可能性が高いのが欠点ですが、
AIなら感情を抜きにした完璧な評価を下せますし、文句の付けようが
無いんじゃないでしょうか。
でもそうなったらそうなったで、あまりにも冷徹過ぎるだの人間味が無さ過ぎだの
勝手な不満が噴出して、評価に不満を言ったら管理ロボがロケットパンチしてきて
死亡とかになりそうな気もします。
結局、労働そのものをAI任せにするのも管理職をAIにするのも、
どちらにしても人類はAIの管理する社会で生きるようになると思うのですが、
果たしてどうなる事でしょうか。
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