以前の記事で宿命がどうのこうのという内容を
書いたんですが、
宿命という事はいつまでも(現状が)
変わらないのか?的な不安を覚えます、みたいなメールを
結構頂きました。
これは「現状が変わらん」という事は、言い方を変えると現状を確認しているからこそ変わらん、という事になります。
ですから「宿命なのだから現状が変わらずこのままなのか?」という思考自体が
現状の確認になってしまっている、という事
なんですよ。
つまり宿命というと大袈裟なイメージがありますが、
要はいちいち現状を確認せずに運ばれて行けば良いっつー
だけの話で、ここが前回の記事と被るんですが
宿命だ何だとある特定の言葉なり何なりに執着して
しまうと、それを元に新たな
感覚ガーとか新たな
意識ガーとかなって輪廻転生を繰り返してしまうのであります。
ですからちょっとテクニック的な話になりますが、
印象に残る特定の言い回しや言葉ほど忘れた方が
良いですね、例えば「我々は宿命の元に運ばれている!」だと
「そうなのか!?では今の私の現状も宿命なのか!このまま
死んでいくのか、何て事だ!」とか
色々考えるかもしれませんが、「我々は生まれた都道府県
の、すき家の店舗数によって人生が決まっている!」
だと
「何言ってんだコイツは!」と思うと思います。
しかしこれ同じ事言ってるわけですよ。
違いは一つで、前者の宿命云々の言い方の方が
強く意識してしまうというだけです。
つまり
我々は常に「意識の癖」を見ているだけなんですよ。
て事はそれを見ている何者かは意識でも何でも無いという
事です。