今日は
禁断の復縁ネタであります。女性ファン必見(?)かもしれないです。
ちょっと前の記事で「証拠」を探す必要は無いみたいなこと書きましたが、
いわゆる「願望実現」がうまく行かないのは「願望実現」という言葉の持つ
イメージみたいなものが
「今は××だが、将来的には××になる」みたいな
ダメからOKへ、のような「時間」を想定したものだからというのもあります。
結局これだとどうしても「実現」がうまくいってるかどうか「証拠」を
探したくなってしまいます。「今は不細工だけど、明日鏡を見れば少しは整ってるかも
しれない」とかなってしまいますが、これだと見ているのはずーっと「不細工」の方です。
例えば
「仮面ライダー」で、藤岡弘演じる仮面ライダー1号こと本郷猛が、たまに改造人間に
されてしまった苦悩みたいのを吐露する場面がありますが、
これは「過去は普通の人間だった」という事に意識を向けている事で、そこから苦悩が
出てくるわけであります。
仮に本郷猛が生まれながらにして仮面ライダーだったら、そんなに悩まないのです。
元々野生児で自分の立場がよくわかっていない仮面ライダーアマゾンは、別に悩んでいませんでした。
大体願望実現で多いパターンが「過去(あるいは今)これこれこうだったから
こうしたい、だからナントカメソッドをやればOKだ。」→「いくらメソッドがうまくいってる証拠を
探しても何も無い。ほら見ろ、やっぱりダメなんだ」的な展開になってしまう事です。
復縁が難しいのはこのポイントがどうしてもエゴによって強調されやすいからです。
「過去、あの人と付き合ってた」っつー「改造人間にされる前は普通の人間だった」と同じ
「過去に焦点を置いて、そこから苦悩を始めてしまう」→「その苦悩を何とかしたい」→
「結局何をやっても見ているのは過去」→
「意識を向けている過去と同じことがループ」という事になりがちだからです。
このループだと見ているのは「過去」と「過去から出てきた苦悩」と「苦悩を解消したとわかる証拠」
です。つまり「ダメではないと安心させてくれる証拠」を延々と探しているのです。
ダメではない証拠を探すって事は、結局は常にダメしか見てないのと同じです。ちょっと理屈では理解し難いかもしれませんが、「こうしたい」と浮かんだらもうそれだけです。
いちいち証拠を探しに行かなくて良いんですよ。
「過去がうんたらかんたら」と「その過去を克服した事」はいかにも「願望実現」という言葉で
結び付くと思いがちですが、
「過去がうんたらかんたら」と「実現」は関係無いのです。
過去にあなたが誰と付き合ってようが、改造人間にされていようが、それは「実現」とは
一切関係ありません、乱暴な言い方をすれば
Aさんと付き合い、別れて、
そして復縁したAさんは別物なのであります。「過去に付き合ってたAさんと別れてしまった、復縁したい!」これだと「別れちゃった」事にだけ
意識が向いています。そうではなく「Aさんと付き合う」だけで良いのです。
これだと付き合うことだけが要点で、それ以外の余計な概念が無いですからね。
願望の実現とは過去という幻に意識を向けずに「今」既に実現している世界へ
文字通り
「変身!!」するのであります。
PR