「自分は苦しみの枠を外せない、もうずっとこのままだと思うと苦しいでござる」という
メールをちょこちょこ頂くのですが、これは当たり前ですが「苦しみから抜け出たい」と
思っているからだと思われます。
まず「苦しみの枠を外せない」というのは
既に枠に気付いているという事です。
本来ならこれで良いのですが、ここで大きな勘違いをするケースが多いです。
それは
「苦しみの枠を外せれば、幸せになれる」という思い込みです。
せっかく気付いたのに、これでは再びドラクエをやり出すようなものです。
つまり「自分はドラクエやってるけどレベルが上がらない、もうずっと上がらないかと思うと
苦しい」と思い、「レベル上がらない事から抜け出たい」わけです。
じゃあドラクエ止めれば良いんですよ、ドラクエやってるという事に気付けなければ
延々とやり続ける羽目になりますが、気付いているんだから止めれるはずです。
それにも関わらず「ドラクエのレベル上げの苦しみから逃れたい」に対して
その苦しみの反対、つまり幸せになるための条件が
「ドラクエでレベルが上がる事」に
すり替わっているんです。これでは
ゲーム(枠)の存在に気付いていながら、わざわざ苦しみのゲームを
やり続けたいと宣言しているようなものです。それこそ望み通りゲームは続いていくでしょう、やり続けたいと宣言しているわけですから。
苦しみの克服が幸せではありません、幸せは幸せなのです。
ドラクエをいきなり止めても誰も文句は言いませんし、誰も不幸になりません。
昨日も書きましたが「苦しみから逃れるため」にこんなブログ読んでも意味無いですし、
私のような
その辺のオッサンがそんな高尚な事を書けるはずもありません。
それでは「ドラクエをクリアすれば幸せになれる、だからガイドブックを読む」のと同じです、
既に枠の中に入り込んでしまっています。私としては「このブログを読み込む」のではなく
「ヒマつぶしに読む」というスタンスで読者の皆さんにはお付き合い頂きたいと思っています。
ちなみに私は個人的にはスピ系の高額なセミナーや、セミナー参加者に書籍を売りつけるのは
どうなのかなあと思っているのですが、結局そういったセミナーに参加することが既に枠の中に
はまってしまっている事が多いので、知らず知らずの内にセミナー主催者の設定した
「ゲーム」に参加させられてしまうケースが多いように見受けられます。
もちろん本当に参加者の事を思って真剣に取り組んでおられるセミナー主催者の方々も
たくさんいらっしゃると思いますが、最近頂いたメールにあまりに胡散臭い某セミナーの
告発っぽい事が書いてあったので、ちょっとだけ触れてみました(メールを送ってくれた方には
ブログ内で触れる事は了承してもらっています)
まあ、このブログも
十分に胡散臭いよねって言われると、返す言葉も無いんですけど。
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