ブログを読んで頂いている読者の皆さんには、少しでも何か伝わるものが
あるようにと、これでも色々と考えながら書いていたのですが、やはり文章で
伝えるのはなかなかに難しいものですね。
文章で書くという事はどうしても思考を用いるので、書いた本人の感覚と
ある程度分離してしまうのは仕方ありません。さらに読んでいる人の感性と
書いている人間の感性が近くないとなかなか理解できない、という事になりがちです。
私個人の話をしますと、過去に「引き寄せの法則」は読んだ事があると書きましたが、
どうも「引き寄せの法則」とは個人的にフィーリングが合わなかったですね。
最初に目次を見て興味を引いた所だけざっと読んだせいかもしれませんが、
「エイブラハム、それはどういう事ですか?」とか書いてあるのを見て、
何故この本の著者はハムと会話しているのだろうか、どういう事だろうとか不思議に
思ったのですが、最初の方から読み直すと、エイブラハムが早い話
コックリさんの強化版みたいなもんだと知り、色んな意味で驚きました。
私が小学生の時、クラス内で
「空前のコックリブーム」が巻き起こったのですが、
なんかコックリさんは悪い霊しか出てこないとか何だとかみんな言っていたので、
随分と親切なコックリさんもいるもんだと思ったものです。
話が脱線しましたが、どうも「引き寄せの法則」はフィーリング的に合わなかったので
「引き寄せの法則」はそれっきりまともに読んでいません。
私が個人的によく読んだのは度々紹介している「過去にも未来にもとらわれない生き方」と
「今ここに、死と不死を見る」です。
まあこの二冊は「引き寄せ」とは趣旨が違いますけど。
スポーツの指導なんかでも「リラックスして握る」という感覚を説明する際に、
「卵を潰さないような感じで」と説明するのと
「赤ちゃんと握手するように」と
説明するのでは、だいぶ説明を受けている側の捉え方が変わってきます。
どちらが受け手のフィーリングにマッチするかは受け手にしかわからない事ですから、
この辺がやはり説明というか、解説する事の難しい所ですね。
ですから願望実現系の本でも、悟りましょう系の本でも何でも良いのですが、
そういった本を買う場合、できるだけ立ち読みして文章から受ける感じが自分のフィーリングに
合っているかどうかを見極めた方が良いと思います。
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