以前も書きましたが願望実現系のメソッドに期待する心理って「これ(メソッド)で
現実を操ろう」という
コントロールの欲求から来ている事が殆どですよね。
私個人の感覚としては、願望を叶えたければ現実をコントロールする必要はありません。
思考の殆どはエゴなので、エゴで現実に対しリアクションを取っても、さらなる不足という
形で帰ってくる事が多いようです。
願望という属性を与えているから、それは
いつまでたっても願望なのです。
願望が叶ってしまったら、もう願望は消滅してしまいます。
ですから願望を持ち続ける以上、それは決して叶いません。叶っちゃったら願望じゃ
ないですからね。
じゃあどうするの?となると思いますが、願望ではなく
単なる行為、意図にして
しまえば良いのです。呼吸をする度に「ああ、息を吸う事が出来た!神様ありがとう!!」
なんて感謝している人はいませんよね、何か重い病気があるとかは別ですけど。
呼吸というのはそこに思考も何も無い「行為・意図」なわけです。
まさに
起こるべくして起こるものです。「願望実現!」というと何か超自然現象が作用して叶うもののような印象を受けますが、
実際はそういった「願望とはこれこれこうで叶うものだ」とかのレッテル貼りを行っているのは
エゴであり、エゴが現実に対してリアクションをしている以上、常に堂々巡りになります。
ですからまずはエゴに気付く事です、そして
現実を全部受け入れる事です。現実は操作できません、大地震が来ようが原発が大爆発しようが津波が炸裂しようが
操作できません。というより何で操作しようとするんですか?操作しようとする思考自体が
すでに
世界と分離をしてしまっている証拠じゃないですか。
世界は自分、全ては一つです。現実を受け入れず操作しようとするのは、例えれば
ウンコやオシッコが既に出ているのに、無理矢理止めるのと同じです。
「でも地震とかもう起きて欲しくないじゃないか、何とかならないのか!」と
エゴが騒ぎ出すのはわかります、わかりますが、とりあえずエゴの絶叫は置いといて下さい。
エゴの絶叫を置いとく事が出来たという事は、すでに
エゴに気付けたという事です。この気付いた事から、徐々に今までの認識を変化させていく事が出来る(かもしれない)のです。
PR