なんかネット見てたら、芸人の西野さんが自分が書いた絵本を無料で公開した事で
騒ぎになっているじゃありませんか、
「金の奴隷解放宣言や!」みたいな感じで。
話の流れをよく見てないのであまり突っ込んだ事は言えませんが、
やや炎上商法狙いっぽい西野さんの言動はともかく、私としては
「労働の対価がお金」と
いう固定概念に捉われている人が非常に多いのだなという印象を受けました。
そもそも
「労働の対価がお金」っていうのがおかしいでしょう。
仮に今回の絵本を書いたのが24時間休み無く執筆活動をしているAIやロボットだったら、
果たしてロボットに報酬を払え、という人は居たでしょうか。
人間が12時間かけて本を書いたらその分の報酬を出せ、しかし24時間ぶっ続けで
絵本を書き続けるロボットの労働に対してはお金払わない、ではおかしいでしょう。
ロボットの方が倍働いているわけだからお金も倍払うべきであります。
しかしロボットやAIに報酬を払う気しない、というのならば「労働の対価はお金」という
のは単なる思い込みであるという事です。
「AIやロボットの開発者には報酬を払うべきではないか」と思うかもしれませんが、
AIやロボット自身が自己の分身を作れるようになれば開発者も要らなくなります。
今の調子でAIが進歩していけば、早ければ20年以内で人類の仕事なんて
殆ど無くなるでしょう。
私はそれはそれで全然OKだと思いますが、今回の騒動を見る限りだと
「仕事を奪われた」「報酬が無くなる」と言って騒ぐ人の方が圧倒的に多くなるでしょうね。
PR