「やりたい事をやって、やりたくない事はやらないのはわかるけど
明日も会社に行かなきゃいけません、
会社に行きたくないでござる。このまま布団に
潜って寝ていたいでござる」というニュアンスのメールを頂きました。
まあこれ当たり前の感覚なんですけど、よく見れば「会社に行きたくない」に
完全に焦点が合っているというか、「会社で働く」という
枠の中に居る事が前提に
なっていますよね。昨日と同じくドラクエで例えると、勇者が街の外に出たのに
「スライムと戦いたくない」と
言っている状態に近いです。
ドラクエ世界である以上、スライムをシコシコ倒してレベル上げをするのはもうしょうがないので
あります。「スライムと戦いたくない」という願いは叶わないでしょう。
それと同じで「会社云々」という枠組みにいるのに「会社サボる」は
普通は無しであります。
まあ恥を忍んでカミングアウトすれば若かりし頃、
どうしようもないドラ息子だった私は、
オヤジのコネで入社した某企業を寝坊で一度サボってオヤジに死ぬほどブン殴られた思い出が
あるのですが、取りあえずそれは置いといてですね、「会社云々」が存在する以上は、
勇者が「スライムと戦いたくない」と言っても叶わないのと同じように
「サボりたい」と思ってもなかなかサボるのは難しいでしょう。
しかし「会社云々」という枠組みに気付けば、あくまで枠組みの中で活動しているだけであり、
本当の自分は枠組みの外に在るという感じが芽生えてきます。
もちろんいきなり会社を辞めたりは出来ないでしょうし、サボる事も出来ないでしょう。
今までの
枠組みパワーみたいのが強烈過ぎるからです。
しかし、枠に気付き、
偽りの自由に生かされているだけだったと目覚めれば、
徐々に枠組みパワーは薄くなっていきます。
で、薄くなればどうなるかというと、もう「会社云々」は消えたのですから
「会社を辞める」という”願望”が叶うかもしれません。あるいは仕事が楽しくなって
「会社を辞めようかと思ってたけど、楽しくなったから辞めない」という状況が
創られるかもしれません。
どっちにせよ、枠組みに気付いてしまえばもう真の自由なのですから、あとは何でも良いのです。
まさに
「後は野となれ山となれ」状態です。
枠に気付き、行くべき会社など存在しないという事に認識が至れば、
あとはもうお任せコースです。
会社を辞めるかもしれません、あるいは残るかもしれません。
どちらにせよOKなのです。
「会社云々」の枠組みに気付いてしまえば、会社があろうが消滅しようがどうでも良いのです。
ドラクエ世界は本当の私がいる世界ではない事に気付けば、別に勇者が死のうが何しようが
どうでも良いのと同じです。
今回はちょっとややこしい話になってしまいましたが、早い話が「もう全てが在るんだから
何でも良いんじゃない?」という極めてアバウトな話でした。
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