なんでいろんなメソッドに手を出しても
思ったほどの効果が出ないかを
出来る限り理屈で説明しようと思いますが、これは昨日の話の続きでもあります。
メソッドを実践する心理ってのは大体同じで、「現在の状況を良くしたい」という
心理が恐らく
限りなく100パーに近い99パーと思われます。
この
「現在の状況を云々」が曲者です。何故なら「現在の状況」なるものは
過去への想い、そして未来への希望、もしくは
不安が無いと出てこないからです。
昨日の記事で言えば
「時をかけてるじゃん」という事になります。
例を挙げると、過去に非常につらい思いをしてきた太郎
(仮名)なる人物がいたとします。
太郎氏は、もうあんなつらい思いは嫌だ、これから先は二度とあんな思いはしたくないと
ナントカメソッドを始めました。さて、太郎氏は願望を叶えられるでしょうか。
残念ながら
答えはノーであります。
何故なら太郎氏はつらい過去、そしてもうつらい思いはしたくないという
ドラえもんも真っ青なぐらいに
過去と未来を行ったり来たりしているからです。
そして常に「つらい」にピントが合っているので、やっぱしこれからもつらいでしょう。
では、もう一人の人物・次郎
(仮名)の場合を見てみましょう。
次郎氏は金持ちで、別につらい思い出も無いですが、将来もっと金持ちになりたいと思っています。
そのためにナントカメソッドを始めました。
さて次郎氏はさらなる金持ちになれるでしょうか、その運命やいかに。
答えは
これまたノーであります。
次郎氏は、漂流教室ばりに
未来にぶっ飛びすぎです。
そして「金持ちになりたい」と思っているので、「金持ちになりたい」がこれからも続くでしょう。
(つまり今以上の金持ちにはなれない)
この二人の例は
「時間」という概念によって生まれる「現在の状況」がいかに足枷に
なっているかという事を知っていただきたいのです。
「今」がポジティブだとかネガティブだとかも「過去」や「未来」に想いを馳せるから
出現するのです。ですから「時間」という概念を最初はもう
思い込みでも良いから無くす事です。
そうすると残るのは
純粋な「今」です。
全てが始まってもなく、終わってもいない
源泉であります。
そこは
既に満たされている、としか言えないのです。何故なら前述したように
「時間」が無いのでポジな希望もネガな不安も
「無い」からです。
「わかりました、それでは願望を送ります。いでよ神龍!!」とか思った人は
今だに時をかけてます。「願望」は過去への後悔か、未来への希望から生まれるからです。
本当はもう満たされちゃってるんですよ、それを体感しちゃえば冗談抜きで
世界観が変わります。
願望が出てきたら
取り敢えず「時間」の概念をとっぱらってみて下さい。ついでに前も書きましたけど
「これは自分の肉体だ」とかいう概念も消してみて下さい、何かに目覚める事が出来ます。そして気がついたら(エゴの表現を借りれば)叶ってるでしょう。
「そんな
アバウトな結論では困ります」と思うかもしれません。
そういった方々に言いたいのは
これ以上書くのめんどくさいから何でアバウトだと困るのですか?
ということです。「もっと詳しく言ってくれないと私の願望が・・」とか
「未来への不安」という概念を無意識に使って「困って」いるのではないですか?PR