「私が死んだら世界はまだ在り続けるのか、
それとも世界も消滅してしまうのか」という
メールを頂きました、ありがとうございます。
これは簡単な例をあげると、例えば
スーパーマリオというゲームのキャラは
帽子を被っていなければマリオではありません、
その辺のオッサンです。
つまり帽子という一部がマリオという全体を
作っているわけで、一部は同時に全体でも
ある、という事になります。
なので仮に"私"が死んだら世界は消滅します。
ちょうど夢から醒めたら夢の世界が全て
消失するのと同じです。
という事は帽子でありながら全体でもある、
という認識になっていけば帽子という自我は
消滅するわけで、そうなるともう
そこには消滅という認識すらありません。
帽子とか全体とかそういった区別も無く、
最初から生まれてもいないし、消滅もして
いなかったのであります。
帽子の立場で何かをしようというのは
全ておかしな話であり、最初から全体として
存在していたのだから、実は特に何もする必要は
無かったのです。