「私は花粉症でしたが、鼻水がズビズビ出るのは
呼吸をしているのと同じで勝手に出るものである、
と認識してから花粉症から一歩引いたような感じになり、
結果として何となく改善されたように思います。
花粉症を通じ自己とはイメージであるとわかった感じ
です」みたいなメールを頂きました、
ありがとうございます。
これはその通りで呼吸と同じくあらゆるものは全て
起こっているだけである、と認識すると全てから一歩
引いて眺めている感じになります。
眺めているという事はそこに
自己は介在していないと
いう事になり、例えば雨が降っていてもただ眺めている
だけ、永遠に雨が降り続こうが何だろうがただそこに
雨が在るだけ、という感じになり、そこに自己は存在
しません。
これは花粉症とか以外も全て同じで、例えば預金通帳の
残高とかも雨と同じで降ったり止んだり、
つまり増えたり減ったり勝手にするものであります。
「いや、そんな事は無い。この前銀行からお金下ろした
やんけ」となると思いますが、そういった行動も勝手に
起きたり起きなかったりだとすると、結局は預金の残高の
増減には誰の介入も無い、という事になります。
つまりいきなり話のスケールが大きくなりますが、
人生に介入している誰かは実は何処にも居ないという事
です。人生に介入している誰か(自己)は
文字通り想像の中にしか居ないのであります。
PR