「自分というものはイメージというか想念というか、
一種の概念のようなものというのは何となくわかるが
頭ではわかっても実感出来ないから何とかして」的な
メールを頂きました、ありがとうございます。
これは多少強引かもしれませんが、例えば目を閉じて
部屋の中を歩くと自分が今どんな姿勢かとか、
部屋のこの辺を歩いているなとかイメージしていると
思うんですが、要はこれ想像上の自己をイメージして
いるのと同じですよね。
これは故人を思い出してあの人はあんな感じだったとか
あいつはこんな体型だったとかイメージしている時とも
同じです。
つまりどちらも実は概念の中にしかありませんが、
目を閉じて歩いている時の自分のイメージや、
ふとした瞬間に思い出した故人は非常にリアルに
感じられます。
早い話が世界とか自己というのはこういったものです。
要は
意識の中にしか無い、夢を見ているときの夢と
全く同じという事です。
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