「何か失敗とかすると自分を慰めて、ありのままの自分を愛するように
してきました。でも最近失敗する度に慰めるのも疲れた、どうしよう」みたいなメールを頂きました。
私はこのメールを拝見して
どんだけ失敗ばっかしてんだと思ったこれは
「愛の無限ループ」に陥っているのではなかろうかと感じました。
「愛する」っつーフレーズはスピ系でもお馴染みで、とても感動的な響きの言葉だと
思います。が、あんまり愛してる愛してるを連発してると、相手が恋人でも次第に
うざったくなるのと同じで、いつの間にかゲームの中でグルグル回る羽目になります。
この記事と少し関連がありますが、ババ抜きで負けた自分を「負けても良いの、
参加することに意義がある、愛してる」とか慰めてると、これはババ抜きをこれからも
繰り返すと宣言しているようなものです。
一見すると「ありのままの自分」を愛しているように見えますが、
本来はババ抜きが存在しないので、「愛しているつもりのありのままの自分」も
また幻なのです。幻に対して愛してるを連発するのは、別に悪くは無いと
思いますが、根本的な部分は解決されずに残ってしまいます。
愛してるを連発するなら、ババ抜きは存在しない事を認識し、
ババ抜きを創り出した自分に愛してるを連発すべきであります。
それこそが未来や過去に飛ぶのではなく、
今この瞬間だけに存在する力を
生み出すのです。
愛とは個人を慰めるものではなく、全体を包み込むものです。
というわけで個人に愛を注がず全体を愛で包む私としては、
道行く綺麗な女性に目移りしまくりも許されるのであります(?)
これは浮気ではなく、愛のなせる技だ!と言いたい所ですが、
あまりこういう事ばっかり書いていると女性読者からボッコボコに叩かれるので
黙っておきます。
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