「この世界は自分が見ている夢で本当は自分一人しか
いなくて、孤独に夢を延々と見続けているだけでは
なかろうか」的なメールを頂きました、
ありがとうございます。
まあ夢を見ているようなもんだというのはその通り
ですが、自分一人というのが微妙に違います。
これは
寝ている時が実は本体、と考えれば良いと
思います。
寝ている時というのは純粋な意識であって、そこに
他のものは存在しません。
で、起きると自己とか他人とかの概念が現れて何やかんや
始まるわけですが、これは全て意識に現れる概念なので
孤独に夢を見続けている自己というものも、
やはり概念であります。
言い換えれば眼球は眼球に映るものだけを見ている
わけで、眼球そのものは見ることは出来ません。
そして眼球に映るものは眼球が無ければ見ることは
出来ませんが、だからといって
映ったものが眼球では
無いのと同じです。
眼球に孤独だとか夢を見続けているとかが映ったと
しても、それによって眼球が破裂したりする事は無く、
それらは眼球の敵では無いわけですね。
ですから実は何かに脅かされるという事は無いので
あります、眼球に映るものが眼球に何の被害も与えない
のと同じで、最初から敵が存在しない、文字通りの
"無敵"がデフォルトです。
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